【漢検準1級】17.階

準1級

むちゃくちゃよく見る漢字やんけ!と思ったそこのあなた。

漢検準一級以上になってくると、小学生が習う漢字でも、すべての読みを知っておく必要に迫られる。

最近よく見ているQuizKnockでも、「小学校で習う漢字の難しい用法」を題材にした動画がyoutubeに上がっているので是非見てほしい。


1.「階」の読みと意味

カイ」と読む。

のは当然で、問題は訓読み。

きざはし」「はしご」「しな」という訓読みがある。





「きざはし」の意味を大辞林で引くと、「階段。だんだん。

これ一文字で階段なんかーい。

「はしご」はそのままのはしごの意味。



「しな」は漢字ペディアによると、「等分にわけたものや重ねたものの一つ一つ。等級。」という意味。

「階段」は等分にわけたものを段々にしたもの、というのが本来の意味なのかもしれない。



2.「階」の用法

「階」を調べていると、「階隠し」という用法があった。

「かいかくし」、「きざはしかくし」、「はしごがくし」、「しなかくし」…

どれも読み方が違う。





こちらは「はしかくし」と読む。

神社の本殿(春日造り)で、階段の上にある屋根のようなものを表す。

寺社仏閣の部位の名前って調べないとなかなか知る機会もない。


3.「階」の例文

例えば、「階の上から景色を見下ろす」のように、階段の代わりとして使える。


日常で一文字書き忘れてしまうことはないだろうか。

万が一書き忘れたときの対策を考えておくとスマートである。

非常階段の「段」を万が一書き忘れたとしても、「非常階(ひじょうきざはし)」と読めるのでセーフ。

ということを知っておくと、いつか役に立つかもしれない。




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