【漢検準1級】23. 繭紬

準1級

読めない!!

「繭」の訓読みは読める人も多いだろうが、音読みはどうだろうか?

読みと意味はこちら!

読み:ケンチュウ

意味:柞蚕(サクサン)の糸をたてよこに用いた薄地の平織物。

例文:祖父は一つのランプと一張りの繭紬の日傘とをもって国へ帰って来た。




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WordPressも様々な機能があるので、徐々に使えるようになっていきたい。


「繭紬」の読みと意味

ケンチュウ」と読む。

大辞林には、

柞蚕(サクサン)の糸を縦横に用いた薄地の平織物。

とある。

繭紬の実物を見たい人はこちらのリンクから。




柞蚕とはガの一種。

虫が苦手な人は検索しないことをおすすめする。



「繭」の字

「繭」は漢検準2級相当の字であり、音読みは「ケン」。

「ケン」は高校相当の読み方。

私はこの読みを知らなかったので一つ勉強になった。


訓読みは「まゆ」。

こちらの読みがよく知られている印象。

私が初めて繭という漢字を見たのはたぶん子供のころやっていた遊戯王カード。

「進化の繭」というカードである。

インセクター●蛾を連想した人は友達になろう。




「繭」を使った他の熟語に、「繭栗(ケンリツ)」がある。

『新漢字林』によると、「小さい角の形容」とある。

初めて生える子牛の角が、繭や栗のような形で、小さいことに由来する。

繭を角に見立てる感性にはとうてい追いつけない。


「紬」の字

「紬」は漢検準一級相当の漢字。

音読みは「チュウ」、訓読みは「つむぎ」、「つむ(ぐ)」である。

この一文字で「絹織物」という意味がある。



「つむぎ」の読みは記憶にうっすらと残っていた。

なんで?と思って紬の字を調べたとき、たまごろうに電流走る――

『けいおん!!』の「むぎ」の愛称で知られる「琴吹紬」だ!



日本のアニメ文化も漢字の勉強の役に立つ!!


「繭紬」の用法

祖父は一つのランプと一張りの繭紬の日傘とをもって国へ帰って来た。」(宮本百合子『明治のランプ』より)

繭紬の日傘とはエレガントな雰囲気が漂う。

高貴な和装に合わせる日傘なのだろうか、それともピーチ姫が持っているような日傘だろうか…と想像が膨らむ。




「繭紬」のまとめ

読み:ケンチュウ

意味:柞蚕(サクサン)の糸をたてよこに用いた薄地の平織物。

例文:祖父は一つのランプと一張りの繭紬の日傘とをもって国へ帰って来た。






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