【漢検準1級】25. 律呂

「呂律」だとご存じの人もいるのではないだろうか。
さかさまにした「律呂」と深い関係にある。


忙しい人のための「律呂」まとめはこちら

目次

「律呂」の読みと意味

音読みで「リツリョ」と読む。
古代中国のことわざで、「老子」七三章が由来となっている。


大辞林によると、
日本音楽で、律と呂をあわせた称。転じて、 十二律・音律・音階・調子など、さらには広く音楽理論や音楽そのものをさす。」とある。

「律」の字

「律」は漢検5級相当の字。
音読みは「リツ・リチ」、訓読みは「のり・のっと(る)」。
新・漢字林によると「音楽の調子。音階。」という意味がある。


「律呂」のほかに「調律」や「旋律」の「律」がこの意味で使われている。
律の字は『けいおん!』の登場人物、田井中律 に使われている。


以前紹介した「繭紬」でも『けいおん!』の琴吹紬を取り上げた。


この熟語を取り上げた理由の半分は『けいおん!』の登場人物に使われている漢字が含まれているから、といっても過言ではない。


アニメは漢検準1級の勉強に役に立つのだ。(再掲)

「呂」の字

「呂」は漢検2級相当の字。


音読みは「ロ・リョ」。
新・漢字林によると「音楽の調子で、ほぼ今の一オクターブを十二分したものを十二律といい、その中の陰の音律をいう。」とある。


「呂」の漢字といえば、「風呂」が真っ先に思いつく。
風呂の「呂」に特別な意味はなく、音から漢字を充てている。

十二律

音階(いわゆるドレミファソラシド)の呼称のひとつに、「十二律」という呼称がある。
十二律のうち、半分を「律」といい、もう半分を「呂」という。


これが元となり「律呂」の熟語が生まれた。

呂律

余談だが、「律呂」の漢字を入れ替えると「呂律」となる。
そう、「呂律が回らない」の「ろれつ」である。


「呂律」のもとの意味も「音階、音の調子」で、昔は音階が合わない状態のことを「呂律(りょりつ)が回らない」と言った。


「りょりつ」が時代とともに「ろれつ」に変化し、人が話す調子を指すようにもなった。
そうして現代の「呂律が回らない」という言葉が誕生した。


人の言葉も一つの「音楽」ととらえる、感受性の豊かさは見習いたいものである。

「律呂」を使った例文

演奏にあたり律呂を整える」といったように使える。

「律呂」のまとめ

「律呂」の読みと意味と例文

<読み>
リツリョ

<意味>
日本音楽で、律と呂をあわせた称。転じて、 十二律・音律・音階・調子など、さらには広く音楽理論や音楽そのものをさす。 

<例文>
演奏にあたり律呂を整える



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