R8-1(令和8年度第1回)漢検準1級受験記

2026年6月21日、R8-1(令和8年度第1回)漢検準1級を受検した。
前回に引き続き、各パートの感想を主観ベースでまとめる。

自己採点は154点。
安定して合格するにはさらなる勉強が必要だ。
合格していないのに偉そうに感想を語っているが、大目に見てほしい。

各大問の出題形式については前回の受験記に書いているので、興味がある方はこちらを見てほしい。

目次

全体の感想

  • 難易度…普通(漢検準1級の基本を勉強している前提)
  • 対策…問題集で基本を押さえておくのが重要!

難易度は簡単でもなく難しくもない印象。
所々に難問があり、Xの速報で初めて読みを知る漢字もあり、勉強になった。

対策のところは、毎回同じことを書くしかない。
難問が出るといっても何十問も出題されないので、結局基本が大事なのだ。

(一) 読み

難易度

標準的な難易度。

「神鹿」を「じんろく」と誤答。
「神」の読みが濁るか濁らないかいつも迷う。

ドラクエ8に「神鳥(しんちょう)のたましい」という道具がある。
これと同じで、「神鹿」の「神」は濁らない、と覚えておく。

「娘子軍(じょうしぐん)」も読めず。
「娘」は「嬢」と同じ音読みを持つことは初めて知った。

(二) 表外の読み

難易度

一問目は難問、そのほかは標準的な難易度。

巡りて家郷に還る」の読みは難問。
なんとなく「こよみ」と解答するも間違い。
「歴」の表外読み「へ(る)」から正しくは「へ」。

「誰のでもない」の読みも誤答。
「せい」と解答したが、正しくは「とが」。

文脈を考慮してそれっぽい答えを書くことは大事だが、間違ってしまうこともある。

(三) 熟語と一字訓

難易度

やや簡単。

「幡然ー幡る」の「幡る」が読めず。
「ひるがえ(る)」が正解。

熟語と一字訓では基本問題ではあるが、抜けてしまっていた。

(四) 共通の漢字

難易度

やや簡単。

河( )で渡し舟を待つ。
湖上交通の要( )として栄えた。

選択肢:あく・い・しん・せん・はん・ふ・ぼう・ろん

「要津(ようしん)」は準1級の読みでも出題されるので、入れるのは簡単だった。
他の分野の勉強の成果が表れるいい問題だ。

事件は異様な相( )を呈してきた。
祖父には古武士の風( )があった。

選択肢:あく・い・しん・せん・はん・ふ・ぼう・ろん


答えである「貌」という漢字の書きを思い出せず撃沈。
試験監督の「ペンを置いてください」の合図と同時に思い出した。
書きたい衝動に駆られたが、失格を恐れておとなしくペンを置いた。

(五) 書き

難易度

標準的な難易度。


問題集をきちんとこなしていれば、確実に点数が取れる問題が多かった印象。

ただ、同音異義語が苦手すぎる。
以下すべて間違い。

  • 今や泥仕合いの「観」を呈している。
  • 宴を催し一夜の「歓」を尽くす。
  • 「棺」を蓋いて事定まる。

試験中は「勘」しか思い浮かばず、すべて「勘」で解答するもかすりもしなかった。
解答を見るとそんなに難しくない漢字ではないのに、不思議だ…。

(六) 誤字訂正

難易度

やや難しい。


以下の問題は見当がつかなかった。

  • 「遺」→「遺
  • 綴」→「綴」
  • 集」→「集」

「遺恨」は解答できた可能性もあるが、他2つは全くわからなかった。

普段から問題集などで語彙を増やしておくことが重要だ。

(七) 四字熟語

難易度

やや簡単。


なんと「箪食瓢飲」は前回(R7-3)に続いて2回連続の出題
過去問を実施する意味を教えてくれている。

ムジョウ迅速」の書き取りのみわからなかった。
準2級相当の四字熟語だが、知らないものは知らない。
正解は「無常迅速」。

やはり全問正解は難しい。

(八) 対義語・類義語

難易度

やや難しい。

「叛逆」の対義語は「帰順」。
漢字が書けず撃沈。

「板行(はんこう)」の類義語は「上梓」。
「板行」も見たことのない単語だったが、消去法で「上梓」しか残らなかった。

「不公平」の類義語は「偏私」。
これも漢字が書けず撃沈。

(九) 故事・成語・諺

難易度

やや難しい。


「爾汝の交わり」の「爾」の書きが思い出せず誤答。
「天上の五衰人間の一炊」は初めて見た。


ブログで取り上げた「天網カイカイ疎にして漏らさず」が出題された。


「禍福はアザナえる縄の如し」の問題で、意気揚々と「禍える」と解答したのは頭がどうかしていた。
「禍福」で使われているのに正解なわけがない。
正しくは「糾える」。

(十) 文章題

難易度

やや難しい。書き、読みともに詰まる問題があった。


ケイラクをかけ廻る」の「京洛」はわからず。
北斗神拳を知っているので、「経絡秘孔」の「経絡」と書いたが誤答。

「浮岳はシコのあいだに聳(そび)ゆ」の書き取りもわからず。
「指呼」が正解。

漢検準1級の文章題は一文が長すぎて読むのに苦労する。
「わかりやすい文章とは、一文が長すぎない」ってものの本で見た気がするのだが…。
(自戒の念をこめたつぶやき)

あとがき

今回は前回よりやや難化した印象だ。
難問は取れなくても仕方ないが、基本問題もそれなりに落としている。

2回連続で同音異義語と故事・諺で点数を落としている。
ブログでも同音異義語を取り上げて、自分自身の対策につなげたい。

難問が取れないからこそ、基本問題を取りこぼさないことが最重要だと再認識する試験だった。

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