過食
優雅なディナーの後はこの旅のメインである温泉!
といきたいところであったが、部屋に戻ったとたんに卒倒。
満腹中枢と血液中のアルコールが立ち上がることを頑なに阻止する。
誘惑の巣である布団に1時間ほど絡めとられていた。
だが、ロスをしたといっても1時間。20時ぐらいなのでまだまだこれからである。
温泉街
城崎温泉といえば七つの外湯めぐりといっても過言ではない。
下の地図にある七つの外湯を制覇することをひそかに目標としていた。
スタートは遅れたが、浴衣に着替え、温泉街の雰囲気と同化して外湯へと繰り出す。

温泉街は時期が時期だけに人通りが少なく感じる。
この写真だけ切り取ると、地方の閑静な住宅地とほぼ変わらない。
これだけ静寂に包まれている城崎温泉も珍しいのではないか。

川のそばに出ると、これぞ温泉街という佇まいを見せてくれる。
ぼんやりとした光を放つ旅館や外湯に、浴衣姿・羽織姿の人影が点在している。
かつての文豪も無心で放浪し、新しいアイディアを温めたに違いない。

昔ながらという雰囲気の遊技場。
アナログなスマートボール、射的が遊べる(はず)。
少しゲーム性は異なるが、スマートボールを見るとマリオサンシャインのピンボールを思い出す。
思い出せる人はお酒を飲みながらお話ししましょう。

温泉
温泉街を徘徊し、初めにたどり着いたのは「まんだら湯」。
このまんだら湯から城崎温泉が始まった、つまりまんだら湯は城崎温泉の起源とも言えるらしい。
身体の冷えと疲れを温泉で芯からリセット。
沁みるぅ~~!

お次は「御所の湯」。
暖簾が出入り口の案内と重なっている。
城のような外観が煌びやかで将軍になったような錯覚を覚える。

御所の湯を後にし、一の湯へ。
一の湯の一は天下一の”一”らしい。
ミスターサタンと縁がありそうな外湯である。

お次は地蔵湯。
家内安全・水子供養、衆生救いの湯らしい。
心の中の班長の安全を願いつつ入浴。

さて、4つの外湯を巡ったあたりで、非常に喉が渇いていることに気が付く。
外湯には飲料水がなく、財布も部屋に置いてきたため、水分補給の手段がない。
これ以上は危険と判断し、宿に戻る決断をした。
残り3つは余生に持ち越しとしておこう。
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