【漢検準1級】河山帯礪の意味・読み方・例文 詳しく解説(No.36)

「河山帯礪」の意味は次のうちどれ?

  1. 困難な状況でも努力を続ける精神を表すこと
  2. 大きな山河を越えて遠くまで旅をすること
  3. 国土の広さや壮大な自然をたたえること
  4. 誓いが非常に固く、永く変わらないことのたとえ

まずは直感で選んでみてほしい。

答えはこちら

4


「河山帯礪」という四字熟語、漢検準1級の勉強においてなかなかのくせ者だと思っている。
そんな漢検準1級界四字熟語くせ者選手権上位の「河山帯礪」を今回は取り上げよう。

忙しい人のための「河山帯礪」まとめはこちら

目次

「河山帯礪」の読み方・意味

かざんたいれい」と読む。

意味は以下の通り。

河山帯礪 の意味
  1. 永く変わらない堅い誓約のこと。また、国が永遠に栄えること。

出典:漢検四字熟語辞典

ということで、冒頭のクイズの解答は4. 誓いが非常に固く、永く変わらないことのたとえ」となる。
しかし、河と山から「永く変わらない堅い誓約」という意味がピンとこない。
くせ者ポイントその1だ。

成り立ちを見ると、「河」は黄河、「山」は泰山(中国の山)のことを指す。
「帯」は「河」に対応しており、「礪」は砥石を意味する言葉で「山」に対応している。
広い黄河が帯のように細くなり、高い泰山が擦り減って砥石のように平らになっても、永く変わらないという意味。

成り立ちを聞いてもピンとこないのは準1級四字熟語あるあるだ。

似ている四字熟語・山河襟帯

「山河襟帯(さんがきんたい)」という四字熟語もある。
意味は以下の通り。

山河襟帯の意味
  1. 自然の要害。山が襟のように取り囲み、河が帯のようにめぐって流れている地形である意。

出典:漢検四字熟語辞典

準2級配当の四字熟語なのだが、「河山帯礪」と4文字中3文字が同じ字だ。
「河山帯礪」のくせ者ポイントその2である。

なぜくせ者かというと、某有名問題集では、「河山帯礪」と「山河襟帯」が同じページに収録されているのだ。
どちらも初見だと、どっちがどっちかわからなくなる。

私は「河山帯礪」は「火山帯は永く変わらない」とほぼ語呂合わせのように覚えている。

「礪」の字の読み方・意味・熟語

「河山帯礪」の「礪」は漢検準1級配当の漢字のため解説しておこう。

礪 の読み方・意味

<読み>
音読み:レイ
訓読み:あらと・と(ぐ)・みが(く)

<意味>
1. といし。あらと。
2. とぐ。みがく。刃物をとぐ。

出典:漢字ペディア

「あらと」は漢字では「荒砥」と書き、きめの粗い砥石のことを指す。

「礪」の字を使った熟語

読み問題での出題が多い。
言葉は知っておいたほうがいいだろう。

砥礪(しれい)

砥礪の意味
  1. といし。
  2. とぎみがくこと。
  3. 学問・修行につとめること。

出典:漢検 漢字辞典

漢検準1級を受検するみなさんは砥礪しているといっても過言ではない。

磨礪(まれい)

磨礪の意味
  1. みがきとぐこと。といで鋭くすること。転じて、努め励むこと。

出典:漢検 漢字辞典

砥礪と同じような意味。
漢検準1級を受検するみなさんは磨礪しているといっても過言ではない。

「河山帯礪」の例文

河山帯礪 の例文

二人は河山帯礪の契りを結び、永遠の友情を誓い合った。

友人の結婚式のスピーチで使ってみてはいかがだろうか。
「あの人は格式高い知識人だねw」と尊敬のまなざしを受けることだろう。

また、『HUNTER×HUNTER』のクラピカは永遠に心臓に鎖を打ち込んでいる。
まさに河山帯礪の鎖を打ち込んでいると言えよう。

「河山帯礪」のまとめ

「河山帯礪」の読み・意味・例文

<読み>
かざんたいれい

<意味>
永く変わらない堅い誓約のこと。また、国が永遠に栄えること。

<例文>
二人は河山帯礪の契りを結び、永遠の友情を誓い合った。

「河」と「山」の漢字から意味が連想しにくい。
覚えにくければ、「火山帯は永く変わらない」と語呂合わせで覚えるのもあり。

「山河襟帯」と混同しないように注意しよう。


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