恒例のクイズコーナー!
仏教用語「忍辱」の読みは以下のうちどれ?
- にんじょく
- にんにく
- しのびはじ
- にんじょう
「忍辱」の読み方・意味
音読みで「ニンニク」と読む。
初見では「ニンニク?にんにく卵黄か?」と驚いた方も多いのではないだろうか。
意味は以下の通り。
- 六波羅蜜の第三。種々の侮辱や苦しみを耐え忍び心を動かさないこと。忍。
出典:大辞林
「六波羅蜜」とは「ろくはらみつ」と読み、菩薩が涅槃(ねはん)の世界に入るために修める六つの行のこと。
六つの行とは「布施」「持戒」「忍辱」「精進」「禅定」「智慧」だ。
六波羅蜜の詳しい解説はこちら
ここまで読めばわかる通り、冒頭のクイズの答えは「2」だ。
また、「慈悲忍辱(じひにんにく)」という四字熟語もある。
意味は「情け深くどんな苦難も耐えてしのぶこと。」
「弘誓(ぐぜい)」や「回向(えこう)」など、仏教用語は音読み訓読みから推測が難しいと感じるので、丸暗記をおすすめする。
「忍辱」を使った例文
次のように使える。
「修行僧は忍辱の精神で厳しい修行に耐えた。」
耐え忍ぶといえば何を連想するだろうか、私はカイジの「焼き土下座」を連想する。
つまり、「利根川は焼き土下座の仕打ちを忍辱の姿勢で耐え忍ぶ。」ということだ。
利根川よ、蛇でいてくれてありがとう…
「忍」の字について
「忍」は漢検準2級相当の漢字。
「忍者」でお馴染みの字だ。
読み
「忍」の字には複数の読みがある。
音読み:ニン・ジン
訓読み:しの(ぶ)・しの(ばせる)・むご(い)
意味
漢字ペディアによると、「忍」の字の意味は次の通り。
- しのぶ。こらえる。たえる。
- むごい。
- しのばせる。しのび。
他の熟語
「忍」の字を使った熟語を紹介する。
- 堪忍
- 忍冬
意味はすべて大辞林を参照している。
堪忍(カンニン)
- 人のあやまちを我慢して許すこと。勘弁。
- 不利な立場や困難な状況を耐え忍ぶこと。
- 経済力。また、生活費。
出典:大辞林
「堪忍袋の緒が切れる」でお馴染み。
「堪忍」は漢検準1級の書き問題で出題される可能性がある。
忍冬(スイカズラ)
- スイカズラ科のつる性常緑低木。山野に自生。初夏、甘い香りの白い筒形の花をつける。葉は利尿や解熱剤に用いる。
出典:漢字ペディア
「スイカズラ」という植物。
特定の白ワインの香りを例えて「スイカズラの香りがする」と言ったりする。
友達と白ワインを飲んでいるときに、「スイカズラの香りがするねぇ」などと言うとかっこつけることができる。
「辱」の字について
「辱」は漢検3級相当の漢字。
読み
「辱」の字には複数の読みがある。
音読み:ジョク・ニク
訓読み:はずかし(める)・はじ・はずかし(め)・かたじけな(い)
漢検準1級を受検するならば「かたじけな(い)」の読みは出題されるかもしれないため押さえておこう。
意味
漢字林によると「辱」の字の意味は以下の通り。
- はずかしめる。はじる。はじ。はずかしめ。
- かたじけない。もったいない。
訓読みの意味とほぼ共通している。
他の熟語
「辱」の字を使った熟語を紹介する。
- 屈辱
- 寵辱
屈辱
- 屈服させられて辱めを受けること。面目を失い恥ずかしい思いをすること。
出典:大辞林
屈辱といえば「カノッサの屈辱」だ。
教皇グレゴリウス七世に破門された神聖ローマ皇帝ハインリヒ四世が、1077年に北イタリアのカノッサ城門前で雪の中三日間許しを請うたとされる事件である。
寵辱
- 寵愛されることと恥辱を受けること。
- 栄えることと落ちぶれること。
出典:大辞林
「寵」の字は読みも書きも漢検準1級では出題範囲なので押さえておきたい。
「忍辱」のまとめ
<読み>
ニンニク
<意味>
六波羅蜜の第三。種々の侮辱や苦しみを耐え忍び心を動かさないこと。忍。
<例文>
修行僧は忍辱の精神で厳しい修行に耐えた。










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