【R6-3本試験 漢検準1級】22. 枢

R6-3 漢検準1級本試験を受けてきた!
最近ブログはちょくちょく更新しているが、まともに勉強はできていなかったので点数はお察し。


勉強しないと書けないね、精進、精進。


今回受験した中で印象に残った「枢をたたく音」の「枢」を取り上げる。


忙しい人のための「枢」まとめはこちら

目次

「枢」の読みと意味

音読みでは「スウ」と読む。
この読みは漢検準2級相当。


漢字ペディアによると、
かなめ。物事のたいせつなところ。中心。」とある。


では、訓読みはどうか?
漢字ペディアには、「とぼそ」「かなめ」という訓読みが記載されている。


「かなめ」は「物事のたいせつなところ。中心。」という意味。


「とぼそ」は大辞林によると、

  1. 開き戸のある部分の梁(はり)と敷居にあけた小さい穴。扉の、かまちの上下の端の突き出た部分(とまら)を差し入れて、開き戸を回転させるように作った穴
  2. とびら。戸。

の2つの意味がある。





「とぼそ」のほかに「くるる」と「とまら」という読みがある。
それぞれ大辞林で意味を調べると、

「くるる」…「扉の端の上下に短い棒状の突起(とまら)をつけ、それを上下の枠の穴(とぼそ)にさしこんで回転するようにしたもの
「とまら」…「開き戸の、かまちの上下の端にある、突き出た部分。とぼそに差し入れて開閉の用とする


とまらという突起を、とぼそという受け穴に差し込むことで、くるる(回転する扉)が完成するイメージ。
わかりやすい図解はこちらのブログに委ねよう(さぼり)。


枢(くるる)の枢(とぼそ)と枢(とまら)」という表現が成立することに感動した。
漢字、ひいては日本語の奥深さに感心する。


「枢(くるる)」は「くる」や「くろろ」、「くるり」とも読める。
本試験の問題である「枢をたたく音」に私は「くるる」と解答した。
コードギアスの「枢木スザク」しか思いつかなかったのだ。


公益財団法人 日本漢字能力検定協会が運営する漢字ペディアに「くるる」が掲載されていない。
試験としては「とぼそ」と解答するのが正解の可能性が高い。

「枢」を使った熟語

「かなめ。物事のたいせつなところ。中心。」という意味からくる熟語が多い。
以下、大辞林から意味を抜粋。
※一部記載を省略している部分がある


「中枢」…中心となる重要なところ


「中枢神経」…神経系の形態上・機能上の中心部。脊椎動物では脳と脊髄がこれに当たる。


「枢軸国」…第二次大戦前から戦中にかけて、日本・ドイツ・イタリアを中心に連合国と対立した諸国家。中心となる重要な国々という意味で枢の字が使われている。


「枢密院」…旧憲法下における天皇の最高諮問機関。また、中国で、中唐期から宋・元代まで主として軍政、機密をつかさどった官庁。どちらも中心となる重要な機関という意味で枢の字が使われている。

「枢」の例文

先に取り扱ったように
枢(とぼそ)をたたく音」や「枢(くるる)の枢(とぼそ)と枢(とまら)
といった使い方ができる。


私見だが、「中枢」が日常で最もなじみがある熟語だと思う。
彼は組織の中枢の役割を担っている。
のように使える。

「枢」のまとめ

「枢」の読みと意味と例文

<読み>
音読み:スウ
訓読み:とぼそ、かなめ、とまら、くるる、くる、くろろ、くるり

<意味>
かなめ。物事のたいせつなところ。中心。
とぼそ…開き戸を開閉するために、梁(はり)と敷居にあけた軸受け穴。
他はコトバンクを参照(さぼり)。

<例文>
枢をたたく音がする





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