2026年2月16日の令和7年度第3回漢字検定準1級を受検し、無事に合格することができた。
本記事では、実際に行った勉強法や、過去2回の失敗から得た改善点についてまとめる。
この記事はこんな人におすすめ!
- これから漢検準1級を受検する人
- 漢検準1級の勉強法を知りたい人
- 何が足りなければ漢検準1級に落ちるかを知りたい人
はじめに
漢検準1級は合格回を除き、過去2回受検している。
2回とも勉強量が足りず落ちてしまったが、今回はきちんと対策を行えた成果だと思う。
1/9に申し込んで2/16の試験を受けて合格。
勉強期間だけを見ると1ヶ月強だが、過去2回の受験でも学習はしているため、合計すると3ヶ月程度になると思う。
合格するまでの勉強期間は人によって異なると思うので、あくまで参考程度にしてほしい。
今回の合格要因は、
- 「書き取り中心の学習」
- 「アプリによる反復復習」
- 「意味や関連語を調べる」
の3点にあると考えている。
使用した教材
使用した教材は主に3つである。
- 史上最強の漢検マスター準1級問題集
- よく出る! 漢字検定準1級本試験型問題集[第三版]
- 漢検準1級 – 漢字検定対策問題集(アプリ)
それぞれ使い方を簡単に解説する。
史上最強の漢検マスター準1級問題集
界隈では『出る順』と呼ばれている本。
過去の出題データを分析し、出題傾向の高い問題を選りすぐっているのが特長だ。
別冊も情報量が多く優秀。
準一級の漢字の一覧や、標準字体と許容字体のまとめなどが掲載されている。
私はこのテキストをメインテキストで使用していた。
よく出る! 漢字検定準1級本試験型問題集[第三版]
本試験型の問題が計20回分収録されている問題集。
『出る順』を一通り終えた後に可能な限り問題を解いた。
個人的には、『出る順』を一通り勉強してから本試験型問題に取り掛かるのがおすすめ。
理由は、『出る順』を一通り勉強すると本試験型問題である程度点数が取れるようになっているからだ。
点数が取れると、復習の範囲も絞れるし、何より自信がついてモチベーションにもつながる。
漢検準1級 – 漢字検定対策問題集(アプリ)
合格の影の立役者と言っても過言ではない。
アプリなので、電車の中や、何かの待ち時間にサクッと勉強できる。
問題数も十分あり、単語の意味の解説もついている。
このアプリを使い込むだけでも基礎力は十分につく。
しかも、間違えた問題や覚えているか不安な問題にチェックをつけ、チェック問題のみ復習する機能もある。
このクオリティで基本無料なのはすごい(無料だと広告あり)。
漢検準1級を受検するならば、900円課金して広告ブロックすることを強く推奨する。
チェック問題を何回もスピーディーに復習できることがこのアプリの最大のバリューと考えているためだ。

3回目の受験結果
結果は173点で合格!

読み、対義語・類義語は満点を取れた。
故事・諺は覚えていないものや覚え間違えをしているものが3つで20点満点中14点。
合格者の平均得点率は16点を超えているので、比較的点数が低かった。
この結果に至るまでの過程を、過去の受験と比較しながら振り返る。
1回目の受験
1回目の受験は2024年6月。
点数は124点。
詳しくは以下の記事でまとめている。

『出る順』を使って1ヶ月ほど勉強したが、基礎力が足りなかった。
『出る順』1周、読みは2~3周ぐらいしたと思う。
漢検2級を取っている人でも、準1級の問題集1週だと普通は歯が立たないと思う。
2回目の受験
2回目の受験は2025年2月。
点数は107点。
詳しくは以下の記事でまとめている。

仕事などが慢性的に忙しく、電車の中で問題集を読む程度だった。
漢字を「書く」ことがあまりできていなかったのが敗因。
読みはそこそこできて100点は超えたが、漢字を書いて覚えないと合格はかなり難しい。
3回目の受験
勉強時間は約1ヶ月強。
ブランクもあり受けるかどうか迷っていたが、「本番経験積むかー」ぐらいの気持ちで1/9のギリギリに申し込んだ。
申し込むと受かりたくなるのが人情。
時間がないとはいえ、今回は最善を尽くそうと決心した。
1回目と2回目の経験から、書くことを中心に学習を実施した。
勉強方法
『出る順』をすべて2周はした。
家で学習できるときは漢字の書き取りを中心に勉強。
書き取り/四字熟語/対義語・類義語/故事・成語・諺/文章題のセクションで書き取りを行った。
まったく初見の単語は漢字ペディアで意味や関連語を調べた。
そのうちのいくつかは当ブログでも掲載している。
これにより、以下のメリットがあったと感じる。
- ブログに書くことで記憶に定着しやすい
- 関連語も覚えられる
- 人の目に触れるので、きちんと調べるようになり、単語への解像度が上がる
ただし、ブログに書くのは時間がかかるというデメリットもあるので、合わない人は実施しなくても良いだろう。
SNSなどで知らなかった単語の意味などをポストするのも良いだろう。
ブログに掲載しなくても、単に覚えるだけでなく、意味や関連語まで調べることで記憶の定着率が大きく上がった。
外出先では『出る順』の読み問題や、アプリでひたすら問題を解いた。
特に、アプリで間違った問題を何回も復習するのは効果的だ。
書き取り中心の学習とアプリの活用、そして意味や関連語まで含めた理解の積み重ねのおかげで基礎力が身につき、3回目の合格を勝ち取れたと感じている。
分野別の対策
私が行った分野別の対策を記載する。
読み
アプリと問題集を繰り返し実施。
特にアプリはちょっとした時間でもできるのでおすすめ。
音読み・訓読み・表外読み・熟語と一字訓が対象。
書き取り
愚直に書いて覚える。
ポイントは、合格を目標にするなら、標準字体と許容字体で書きやすい方で書くこと。
標準字体は間違えやすい漢字も多いためだ。
標準字体が複雑な漢字
- 標準字体:禱・濤 許容字体:祷・涛
- 標準字体:蠟 許容字体:蝋
- 標準字体:繡 許容字体:繍
- 標準字体:攪 許容字体:撹
後は二点しんにょうで書ける漢字もすべて一点しんにょうで書く、などもある。
以下のブログも参考になる。

四字熟語
基本は書いて覚える。
『出る順』には意味も併記してあるので、合わせて覚える。
故事・成語・諺にも活きてくるものもある。
例. 「積善余慶」と「積善の家には必ず余慶あり。」
対義語・類義語
漢字の意味と書きを愚直に覚える。
故事・成語・諺にも活きてくるものもある。
例. 「創業⇔守成」と「創業は易く守成は難し。」
個人的には一番しんどかった。
故事・成語・諺
書き取りとアプリでひたすら覚える。
漢字の書きそのものは簡単なものもあるため、どの漢字を充てるかをアプリで反復して覚える。
「氷炭相容れず」、「帰心矢の如し」など。
誤字訂正
特に対策なし。
理由は過去問と同じ問題が出にくいため、効率を考えて勉強しなかった。
書き取りを勉強していれば自然と解ける問題もある。
共通の漢字
特に対策なし。
過去問と同じ問題が出にくいため、効率を考えて勉強しなかった。
こちらの記事でも書いている通り、「点が取れればラッキー」ぐらいの気持ちで臨んだ。
これから受験する人へのアドバイス
分野別の対策で、「『ひたすら覚える』しかないのか!」、と思われたかもしれない。
しかし、ひたすら覚えるのが合格への最短ルートだと思う。
いかに頻出単語で知らない単語を減らしていくかがカギだ。
『出る順』に掲載されている問題はどれも頻出問題なので、これを90%ぐらいに仕上げることをおすすめする。
加えて、外出先では空き時間にアプリで反復学習することを推奨する。
初めて受験する人には初見の単語が多いだろうが、頻出単語の基礎固めを徹底できれば、合格への道は見えてくるはずだ。
この記事がこれから漢検準1級を受検する人の参考になれば幸いだ。








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