【漢検準1級】30. 瓢箪から駒が出る

忙しい人のための「瓢箪から駒が出る」まとめはこちら

早速だが冒頭にクイズを出そう。
今後は恒例コーナーにしていきたい。

「瓢箪から駒が出る」の意味は以下のうちどれ?

  1. 外見と中身が大きく違うこと
  2. 地道な努力がやがて報われること
  3. 無駄な行動が思わぬ損失を生むこと
  4. 思いもよらないことが起こること
目次

「瓢箪から駒」の読みと意味

このことわざは読める人も多いのではないだろうか。


ひょうたんからこまがでる」と読む。
少し省略して、「瓢箪から駒」とも言う。


意味は以下の通り。

  1. 冗談で言ったことが思いがけず事実として実現してしまう。
  2. 道理上、あるはずのないことのたとえにいう。

出典:大辞林

コトバンクによると、ことわざの成立には、中国の仙人張果老の伝説が影響しているようだ。
この伝説とは、張果老は白いロバに乗って各地を廻り歩き、休むときはロバを瓢箪の中に収めていたというもの。
「駒」は「馬」の意味があり、ここでは白いロバのことを指す。


したがって、冒頭のクイズの答えは、もっとも意味が近しい「4」だ


「瓢箪から駒」の「駒」は将棋の駒のようなものをイメージしていた。
「不思議ではあるが、そんなに驚くことでもなくないか」と思っていたが、馬が出てくるなら話が違う。
現代的に言うと瓢箪からディープインパクト、瓢箪からキタサンブラックだ。


「瓢箪から駒が出る」は京いろはかるたの「ひ」の札にも使われている。

「瓢箪から駒が出る」を使った例文

「冗談で言った提案が採用されるとは、まさに瓢箪から駒が出た。」のように使える。

「瓢箪」の字について

「瓢箪」は漢検準1級相当の漢字。
漢検準1級では読めるだけではなく書ける必要がある。


意味は以下の通り。

  1. ウリ科のつる性一年草。アフリカ原産。夏の夕方、白色の花をつける。果実は中央がくびれている。
  2. 成熟したヒョウタンの果実の中身を除き、酒や水などを入れる容器にしたもの。ふくべ。ひさご。

出典:漢字ペディア

特に瓢箪から作った容器を「ふくべ」や「ひさご」という。


瓢箪に釣り鐘」という故事もある。
これは「比べものにならないもののたとえ」だ。
瓢箪も釣り鐘もぶら下がるものであるが、大きさや重さは全く違うことに由来する。


ちなみに、「ヒョウタン相容れず」という慣用句もある。
これは「瓢箪」ではなく「氷炭」という字を書くので注意だ。


「氷炭相容れず」とは、「根本的に性質が異なり、互いに合わないこと」という意味。
意味さえ押さえておけば、漢字を間違うことはないだろう。

「瓢」の字

読み

「瓢」の字の読みは以下の通り。

音読み:ヒョウ
訓読み:ひさご、ふくべ

一文字で「ひさご」・「ふくべ」という訓読みがある。

意味

意味は1つだけ押さえておけばよい。

  1. ひさご、ふくべ、ひょうたん。

出典:新漢字林

他の熟語

「瓢」の字を使った熟語を紹介する。

  • 干瓢
  • 瓢虫

干瓢

  1. ユウガオの栽培変種の白い果肉を薄く細長くむき、干した食品。

出典:大辞林

読みは「かんぴょう」。
かんぴょう巻きのかんぴょうだ。
かんぴょうといえば恵方巻のイメージが強い。

瓢虫

  1. コウチュウ目テントウムシ科に属する昆虫の総称。
  2. ナミテントウの別称。

出典:大辞林

読みは「てんとうむし」。
他にも「天道虫」、「紅娘」の漢字表記がある。

「箪」の字について

「箪」の字は漢検準1級では頻出。
読みも書きも出題されるが、意味も単語も多くはないので、学習のコスパが良い。

読み

「箪」の字の読みは以下の通り。

音読み:タン
訓読み:わりご・はこ・ひさご

意味


漢字林によると「箪」の意味は以下の通り。

  1. かたみ。はこ。竹製の小さいはこ。
  2. わりご。竹製の丸い飯びつ。
  3. ひさご。
  4. 竹の一種。

出典:新漢字林

「わりご」の画像はこちらを参照。

他の熟語

「箪」の字を使った熟語を紹介する。

  • 箪笥
  • 箪食瓢飲

箪笥

  1. 衣類・小道具などを整理・保管するための箱型の木製道具。

出典:大辞林

読みは「たんす」。
日常生活になじみ深いあのたんすだ。

箪食瓢飲

  1. 竹器に入れた食物とひさごに入れた飲料。簡単な飲食物。また、貧しい生活に安んじることをいう。

出典:大辞林

読みは「たんしひょういん」。
四字熟語で出題されることもあるので漢検準1級を受検するなら押さえておきたい。

「瓢箪から駒が出る」のまとめ

「瓢箪から駒が出る」の読み・意味・例文

<読み>
ひょうたんからこまがでる

<意味>
1. 冗談で言ったことが思いがけず事実として実現してしまう。
2. 道理上、あるはずのないことのたとえにいう。

<例文>
冗談で言った提案が採用されるとは、まさに瓢箪から駒が出た。





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